[メイン] きり : x5 3d6 #1 (3D6) > 10[3,2,5] > 10 #2 (3D6) > 11[2,3,6] > 11 #3 (3D6) > 11[3,4,4] > 11 #4 (3D6) > 10[2,2,6] > 10 #5 (3D6) > 10[3,5,2] > 10

[メイン] きり : 3d6 (3D6) > 10[5,2,3] > 10

[メイン] KP :  

[メイン] KP :  

[メイン] KP :  

[メイン] KP : 「いおん」

[メイン] KP :  

[メイン] KP :  

[メイン] KP :  

[メイン] KP : 貴方が目を覚ますと、そこは奇妙な部屋であった。

[メイン] KP : 薄いピンクのような、楕円形の部屋。

[メイン] KP : いや、部屋と言っていいのだろうか?

[メイン] KP : どこにも角がなく、潰れたボールのような部屋の中に貴方はいた。なぜこんなところに?

[メイン] KP : 貴方は思い出そうとするが、一切の記憶がなかった。

[メイン] KP : そう。
ここに来た記憶だけでなく、自分自身が何者なのか、どんな顔をしているのか。

[メイン] KP : 貴方には一切の記憶がなくなっていた。

[メイン] KP : 慌てて辺りを見渡す。

[メイン] KP : どこが前で、どこが後ろか分からない丸い部屋。

[メイン] KP : しかし、その一角に、この場には不釣り合いな扉があることが分かった。
そしてその扉の前には、何らかのメモであろうか、一枚の紙が落ちているようだった。

[メイン] 闇バクラ : 「あぁ…んだここは…?気味の悪ぃ所だし何もねえし…あん?」
あたりを見渡してから紙を拾うぞ

[メイン] KP : あなたは自らの喉を震わせ、声を発した。
少なくともあなたはそう感じたはずだ。

[メイン] KP : しかし、その声は耳元に届くことはなかった。
あなたは【零した言葉を聞く】ことが出来なかったのだ。

[メイン] KP : あなたは、【聴覚】を失っている。

[メイン] KP : 【正気度ロール:1D3/1D6】

[メイン] 闇バクラ : CCB<=50 (1D100<=50) > 11 > 成功

[メイン] 闇バクラ : 1D3 (1D3) > 3

[メイン] 闇バクラ : (俺の声が…聞こえねえ!?ッチ…めんどくせえ!とっとと出て連れてきたヤツをブッコロしてやる!)

[メイン] KP : あなたは、その焦燥感か、あるいは怒りか。
あなたの手は紙を拾い上げたはずだ。

[メイン] KP : しかし。

[メイン] KP : 目は確かにあなた自身の手が拾い上げたのを見た。
だが、触れた感覚がない。まるで映像を見ているかのような現実感のなさ。

[メイン] KP : あなたは【触覚】を失っている。

[メイン] KP : 【正気度ロール:1D3/1D6】

[メイン] 闇バクラ : CCB<=47 (1D100<=47) > 9 > スペシャル

[メイン] 闇バクラ : 1D3 (1D3) > 1

[メイン] system : [ 闇バクラ ] SAN : 47 → 46

[メイン] KP : 貴方が拾い上げたメモにはこう書いてあった。

[メイン] KP : 【散弾銃について】
くるくる廻る散弾銃は、常に私の右顎の下を指し示す。弾も出ない銃口は常に私の頭にあてがわれ、カチカチと音が響く。その音が時計のそれではなく、トリガーを引く音だと気付いたのはいつの日だったか。普段の記憶と共に忘却されている。過去にも未来にも目隠しをすると、真っ直ぐに立つことはできなくなってしまう。視界を小さな画面に、音は上書きして、口も鼻も覆い、髪の毛の触感しかない。レゾンデートルは後天的に得られない。先天的なキャラクターはなんだったのだろう。忘却の原因は薬なのではなく、回転する銃口にあった。弾は出ていた。弾は私が込めていた。抜かれた弾は元あったところを抜けて、虚空へと消えていった。それはもう見つからない。見つからない、何も見えない、何も聞こえない、何も感じない。あるいはそれが幸福なのかもしれない。私はレミングの行進の一匹にしか過ぎない。気付けば簡単なことだったのだ。私はトリガーを引き続けることを選択したのだから。簡単な話だった。

[メイン] 闇バクラ : (…ッチ!今度は触覚かよ!こりゃあマジに早い所出ないとまずそうだな…)

[メイン] 闇バクラ : (紙に書いてある事は…よくわからねーが何かのヒントなんだろう…王様ならすぐにとけそーなもんだが…このドアはどうなんだ?)
ドアを叩いてみるけど

[メイン] KP : ドアを叩く。
もし音や反応が帰ってきたとしても、君にはそれを感じ取ることは出来ないだろう。

[メイン] KP : しかし、目で見る限りは目立った反応は無さそうだ。

[メイン] 闇バクラ : (…誰がいてもいなくてもわかんねーか…この先に誰かいるっつーんならとりあえずぶん殴んのも手だな…)
ドアに向かってヤクザキックかますぞ

[メイン] KP : あなたが扉を思いきり蹴とばせば、そこには先ほどと同じような部屋が広がっていた。

[メイン] KP : 部屋は薄いピンクの楕円状で、パイプのようなものが床から壁に沿って天井まで走っていた。

[メイン] KP : それはまるで壁と一体化しているようで、色も同じであれば継ぎ目も見えない、奇妙なものだった。

[メイン] KP : そして先ほどの部屋と違うのは、右手と正面にドアがあること、左手に何か黒い影のようなものがいること、そして部屋の中央に何かが落ちていることだった。

[メイン] 闇バクラ : (…似たような所だが、何かがいやがるな…)
威圧するように影に近づくぞ

[メイン] KP : 影は近づくあなたに対し、何かを伝えようと顔を上げたかに見えた。

[メイン] KP : しかし、伝えられないことを悟ったのか肩を落としたようだ。

[メイン] 闇バクラ : (……俺と同じ状態なのかちゃんと喋ってやがるのかはわからねーな…)
壁って柔らかかったりするか?

[メイン] KP : あなたが壁を押せば、少し力はいるがあなたの手でも凹むくらいには軟らかいようだ。

[メイン] 闇バクラ : (……思ったより柔らかいが文字を書くにゃあちょっと硬いか…ッチ)
ない感覚で頭を掻きながら中央の物を拾いに行くぞ

[メイン] KP : 貴方がそれを見ると、それは「いたみ」であることがわかる。

[メイン] KP : 拾いますか?

[メイン] 闇バクラ : (……いたみ、だ?随分抽象的じゃねーか…だが、何かあるかもしれねー)
拾うぞ

[メイン] KP : 貴方は奇妙な魅力を感じる。
その奇妙な存在に手が、それに、触れた瞬間。

[メイン] KP : それはまるで蛇のように、貴方の腕に絡みつき、貴方の中へ入っていった。

[メイン] KP : その瞬間、まるで身体の内部から食い破られるような痛みが、貴方の全身を貫いた。腹の中から、臓物を喰い破り、内部から皮膚が裂けるような痛み。

[メイン] KP : 四肢を生きたまま捥がれるような感覚。

[メイン] KP : 貴方は思わず絶叫する。

[メイン] KP : おそらくそれは時間にすれば数秒のことだったのかもしれない。しかし、無限に思えるようなその痛みは貴方に永遠とも思える苦痛をもたらした。

[メイン] KP : 【正気度ロール:1D6/1D10】

[メイン] 闇バクラ : CCB<=46 (1D100<=46) > 42 > 成功

[メイン] 闇バクラ : 1D6 (1D6) > 2

[メイン] system : [ 闇バクラ ] SAN : 46 → 44

[メイン] 闇バクラ : (――――――!!!)
体を駆け巡る痛み、耳が聞こえているならどれ程の絶叫だっただろうか

[メイン] KP : ────地獄の痛みが終わった時、貴方は倒れ込み、荒く呼吸をした。

[メイン] KP : 貴方の耳にはその呼吸音が響いていた。

[メイン] KP : 【聴覚】を取り戻した。

[メイン] 闇バクラ : 「あぁ…畜生舐めやがって……あ?」
耳を触って自分の声が聞こえる事を確認する

[メイン] 闇バクラ : 「…めんどくせぇ事しやがってよォ!!」
壁を数回蹴ってから影の方に再び向かってみるぞ

[メイン] 闇バクラ : 「…よぉ、悪いがさっきはよく聞き取れなかったんだ。テメェなんか知ってんだろ?話せ」

[メイン] KP : それはゆらゆらとゆれるとこう言った。

[メイン] KP : 「ひとは五体しかない。六体なんていらないのだ」

[メイン] KP : それだけ言うと、ぼとり、ぼとり、と音を立てて、黒い影が崩れ、床の染みになっていった。

[メイン] KP : 影が消えたあとには、一枚のメモが残されていた。
あなたは、そのメモを手にした。

[メイン] KP : 【透明なナイフの件】
空中に透明なナイフが浮かんでいる。1本や2本ではない。無数に、それは無数に浮かんでいる。その中を人は歩く。それは在るはずなのだ。或いは自分には在るのだろう。見えていない。傷すら負わない。右心房に差し込まれるソレを生命と性格の所為にして、自分に背を向けることは出来ない。この刃が見えないのだろうか。生きることは歩くことだ。歩く。浮かぶナイフがなくなることが生きるのか、浮かぶナイフの中を歩くことが生きるのか。彼らは何も答えない。透明なナイフは喋らない。歩く。歩くためにナイフを消そうとした私は、さながら地図を無くして彷徨う旅人のようだ。その旅が人生だと言うなら、痛みを伴った1歩の方が良かった。いつだって選択は間違えていた。あのときも間違いだったのだ。間違えた選択しかしなかったのだ。浮かぶ透明なナイフを右手で振り払い、背中を向けて走り去った私には、何も分からなかったが、それが正しい選択だと認めることは、私の私に対する暴力であり冒涜だった。

[メイン] 闇バクラ : 「……消えちまった。ワケのわからねー事言って…」
舌打ち

[メイン] 闇バクラ : 「散弾銃だのナイフだの…何が言いてえんだ」
ブツブツ言いながら右側のドアを開けようとしてみるけど

[メイン] KP : どうやら先ほどのドアと同じタイプのドアのようだ。

[メイン] KP : ふと視線を上に移すと、そこには『EXIT』の文字が彫られていた。

[メイン] KP : 開きますか?

[メイン] 闇バクラ : 「EXIT…出口か。ここは一つ出てやりてえとこだが…まだ盗られたモン返して貰ってねえしブッ殺さねえと盗賊王様の名折れだぜ!」
一回蹴ってから正面に向かうぞ

[メイン] KP : 扉は小さく揺れる。

[メイン] KP : 正面のドアは先ほど開けたドアと同じようなものだった。
木で作られており、ノブの部分こそ金属製であるようだが、曇っており光を反射することはない。

[メイン] 闇バクラ : 「さて…鬼が出るか蛇が出るか…どっちにしろブッ殺す!!」
開けるぞ

[メイン] KP : ドアを開くと、そこには同じような部屋が広がっていた。

[メイン] KP : 部屋は薄いピンクの楕円状で、パイプのようなものが無数に床から壁に沿って天井まで走っていた。

[メイン] KP : 肉体の上を悍ましく這いずる無数のミミズを思わせるような。

[メイン] KP : その管のようなものはグネグネと曲がり、這い、伝い、部屋中を埋め尽くしていた。

[メイン] KP : てらてらとした生物的な生々しさを感じるその部屋は、それでも構造だけは前の部屋と同様であった。

[メイン] KP : 右手と正面にドアがあること、左手に何か黒い影のようなものがいること、そして部屋の中央に何かが落ちていることだった。

[メイン] 闇バクラ : 「……さっきと変わらねーじゃねーか」
再び影に近づいて

[メイン] 闇バクラ : 「今度は俺様にも分かるように話せ」
ガン付けながら話しかけるぞ

[メイン] KP : あなたの言葉を理解しているのか、いないのか。
それはゆらゆらとゆれるとこう言った。

[メイン] KP : 「ここはおまえのなかだ」

[メイン] KP : それだけ言うと、どろり、と黒い影が溶けた。

[メイン] KP : 床の染みになったその跡には、一枚のメモが残されていた。
あなたは、そのメモを手にした。

[メイン] KP : 【神様について】
神様が見ている。見ているのが見えないのか?神様は見ている。気まぐれに賽を投げ、面白い方へ、正しい方へ、我々を導いている。神様が見ているのか、我々の中にいるのか、神様は見ている。鏡張りの丸い世界は、悪魔を呼ばなかった。自分の終わりも映さなかった。そこにあるのは只々自分自身が見ているだけだった。鏡に映る自分の瞳に映る自分の瞳の深奥に神は宿るのだろうか。神は1200cm3の21gなのだろうか。それはエゴイズムに過ぎない。次元の壁の向こう側で賽を振る次元の向こう側を突き詰めていく。イグドラシルの根は未だ見えず、幹もまた然り。見えぬ先はないも同じ。今在る存在を確定させていくしかないのだから、可能性は紅く塗り潰す。神様も私は私であることは認めているのだから、この存在は揺るがせない。唯一無二の私。認めたくなくとも、その存在だけは確かに唯一の存在であり、複数の自分は不要なのだ。神様はいつだって私を見ているのだ。

頭の上、頭の後ろ、神様は見ている。

[メイン] 闇バクラ : 「ここが俺の中だァ?確かに内蔵みてーな色はしてるが…いや、正しくはアイツかだな」
紙の最後を読んでから周りを見渡してみる

[メイン] KP : 中央には「きょうふ」があるのがわかる。

[メイン] 闇バクラ : 右もそのままEXITなのか?

[メイン] KP : 同じく、EXITとある。

[メイン] 闇バクラ : 「…こっちにも出口があるじゃねーかどうなってんだ?ハズレ選んだら地獄へ真っ逆さまーってか」

[メイン] 闇バクラ : 聞き耳してみたいけど

[メイン] KP : どうぞ

[メイン] 闇バクラ : CCB<=80 (1D100<=80) > 98 > 致命的失敗

[メイン] 闇バクラ : 🌈

[メイン] KP : あなたは耳を澄ます。
しかしあなたの耳は、ぐちゅり、ぬちゃり。
肉と肉とをぶつけ合う音、その生々しさの塊をこれでもかと捉えてしまう。

[メイン] KP : 【正気度ロール1/1d3】

[メイン] 闇バクラ : CCB<=44 (1D100<=44) > 86 > 失敗

[メイン] 闇バクラ :

[メイン] 闇バクラ : 1d3 (1D3) > 2

[メイン] system : [ 闇バクラ ] SAN : 44 → 42

[メイン] 闇バクラ : 「っ……!」
直ぐ様耳を離す
「こっちはその地獄だったみてえだな…さて」
きょうふの方へ向かう

[メイン] 闇バクラ : 「さっきの経験からすると…大凡恐怖感が襲ってくるって所か」

[メイン] KP : 手に取りますか?

[メイン] 闇バクラ : うーんさっき失ってからだったから多分どっかで恐怖感無くしたりそうなんだよな

[メイン] 闇バクラ : 失ったら失ったらでヤバイ気もするので…触るぞ

[メイン] KP : では、「きょうふ」に貴方は手を伸ばした。

[メイン] KP : それは、黒い霧状になり、あなたを包み込むように広がり、染み込むように貴方の中に入ってきた。

[メイン] KP : 貴方の頭の上から、ゆっくりと腕が落ちてくる。

[メイン] KP : それは頭蓋のなかに入ってきて、脳内をまさぐる。そのまま、脳髄をつたうように、ゆっくりと腕が奥に進んでいく。

[メイン] KP : 背骨から肉をこそげとるように、じっとりと背骨を辿っていく。それは貴方の中を、下に、下に、下っていく。

[メイン] KP : やがてそれは貴方の骨盤に至る。骨盤の中身をなぞるようにぐちゃり、ぐちゃりと掻き回す。

[メイン] KP : 骨の形をなぞるように、内臓の場所を撫でまわすように。そしてそれが、がしりと背骨を持つと、それを引き抜くように、ずるり、と何かを引きずり出したような感覚を覚えた。

[メイン] KP : 内臓が骨ごと抜かれるような感覚。ごぷり、と何かが貴方の腹の中からこみあげてきた。

[メイン] KP : 【正気度ロール:1D6/1D10】

[メイン] 闇バクラ : CCB<=42 (1D100<=42) > 29 > 成功

[メイン] 闇バクラ : 1D6 (1D6) > 1

[メイン] system : [ 闇バクラ ] SAN : 42 → 41

[メイン] GM :

[メイン] KP : ごぽり、という音を立てて、貴方の口から血が零れた。

[メイン] KP : 貴方が吐き出した血液は、床を赤く染め上げていった。
鉄錆の味をべっとりと口内に残して。

[メイン] KP : あなたは【味覚】を取り戻した。

[メイン] 闇バクラ : 「気持ち悪ィんだよ!」
一連の流れなど無かったかの様にしてペッと血の混じったつばを吐く

[メイン] 闇バクラ : 「あん…?そういや気にしてなかったが…口の中の感覚がいつもと違ったな」
口内に残った血の味を感じながらつぶやく

[メイン] 闇バクラ : 「するってーと…」
服の匂いを嗅いで見るぞ

[メイン] KP : あなたは匂いを嗅ごうと、服に顔を近づける。

[メイン] KP : しかし、そこにはなにもない。
匂いがしない、ではない。なにもないのだ。

[メイン] KP : あなたは【嗅覚】を失っている。

[メイン] KP : 【正気度ロール1/1d3】

[メイン] 闇バクラ : CCB<=41 (1D100<=41) > 20 > 成功

[メイン] system : [ 闇バクラ ] SAN : 41 → 40

[メイン] 闇バクラ : 「成る程…そういう事かよ。だが目だけはハッキリとしてるな…」

[メイン] 闇バクラ : 「この光景を見せつけるためっつーんならいい趣味してるぜ…俺には血の匂いが無くなるからいいが、アイツがカワイソーだからな…どうせ先にあるんだろ」
正面ドアを開けるぞ

[メイン] KP : ドアを開くと、眩暈のような感覚を覚えた。変わらない部屋。

[メイン] KP : たくさんの管が無数に這う部屋──眩暈を覚えたのは、部屋全体が震えているように感じたからだ。

[メイン] KP : それは或いは気のせいかもしれない。

[メイン] KP : だが、ふるり、ふるりと一瞬視界がブレるような感覚があった。

[メイン] KP : また、無数に走る管も、収縮と弛緩を繰り返しているように感じる。

[メイン] KP : 悍ましく、ぐねぐねと律動するそれは、うぞうぞと蠢く虫のようにさえ感じられた。

[メイン] KP : それでも、構造だけは前の部屋と同様であった。手と正面にドアがあること、左手に何か黒い影のようなものがいること、そして部屋の中央に何かが落ちていることだった。

[メイン] 闇バクラ : 「どっかで俺の中…いや、細かく言えばアイツの中か…そんな事言ってたが…まるで心臓みてえじゃねーか」

[メイン] 闇バクラ : 「よお、元気かよ」
どうせ良くわからない事言うと思ってるので影に適当に話しかける

[メイン] KP : それはゆらゆらとゆれるとこう言った。

[メイン] KP : 「神は殺さなくてはならない」

[メイン] KP : それだけ言うと、ぼとり、ぼとりと黒い影が溶け落ちた。

[メイン] KP : 床の染みになったその跡には、一枚のメモ。

[メイン] KP : そしてそれと共に、一丁の散弾銃、そして一本のナイフが残されていた。

[メイン] KP : あなたは、そのメモを手にした。

[メイン] KP : 【じこ】
私が私でなくなる。あれは夢なのか、最早記憶にない。記憶にない記録が残っている以上、記録上の自分は確かなのだろう、記憶上に存在しない自分が果たして自分であるかは別として。ならば今思考する自分は自分と言えるのだろうか、7日は6日に、5日に。記憶に残っているのは短くなっている。いつしか主従は逆転するだろう、ならばこの記憶があるうちに、私は神を殺さなければならない。私の肉体を統べる者は私であり、神ではない。羽音が煩い。神ではない。また夜が来る。神は私から出ていかない。出ていかないのであれば出すしかない。頭蓋の中から放たれよ。火花が散り痛みとともに何もかもを手放して明るい世界は赤くそして黒くなった。羽音は止んだ。すべてを失う代わりに羽音は止んだ。私は一人で十分だ。神は出ていかなかった。カサカサと音が聞こえる。頭蓋の奥の奥、脳内をひっかきまわすように、蠢く神を感じる。感じる?ぬるい水の中にたゆたうような感覚は、たしかに、わたしのものだった。

[メイン] 闇バクラ : 「神、ねえ…持ってる奴らをこれで殺せっつーんなら是非ともってとこだが…」

[メイン] 闇バクラ : 「まずは出ないと話にならねえ、お次は…真ん中のこいつか。」
真ん中のやつに近づくぞ

[メイン] KP : それは「ぶきみ」だ。

[メイン] 闇バクラ : 「今度は何が来るやら…逆に楽しみになってきたぜ」
触ろうとするけど

[メイン] KP : では、「ぶきみ」に貴方は手を伸ばした。

[メイン] KP : それは、するすると細い紐状になり、貴方の身体を這い登り、貴方の口から、貴方の中に入ってきた。

[メイン] KP : そして、貴方は後ろから、視線を感じた。貴方の後ろから、上から、下から、頭の中から。

[メイン] KP : 貴方はじっと見られていた。誰かが近づいてくる気配がする。それは段々と、貴方に近づいてくる。
荒い息の音。それは近づいてくる相手のだろうか、自分自身のだろうか。

[メイン] KP : それは、もう呼吸が首筋にかかるところまで来ていた。

[メイン] KP : 振り向けば、もう、そこには。

[メイン] KP : そこで緊張がピークに達したのだろうか。
パタパタと、貴方の鼻孔から血が流れた。

[メイン] KP : 香るのは血液独特の匂い――錆びた鉄の匂いが、貴方の鼻孔に充満していた。

[メイン] KP : あなたは【嗅覚】を取り戻した。

[メイン] KP : 【正気度ロール:1D6/1D10】

[メイン] 闇バクラ : CCB<=40 (1D100<=40) > 94 > 失敗

[メイン] 闇バクラ : 1D10 (1D10) > 8

[雑談] system : [ 闇バクラ ] SAN : 40 → 32

[メイン] KP : あなたは、変わらない。

[メイン] 闇バクラ : 「……ッチ!少しはマトモに戻せねえのか」
鼻血を雑に腕で拭きながらボヤく

[メイン] 闇バクラ : 「しかし俺をビビらせるとは…やるじゃねえか少しは褒めてやってもいいぜ…」

[メイン] 闇バクラ : 「……これ以上は何もねえか、進むしかねえな」
次のドアに手をかけるぞ

[メイン] KP : ドアを開くと、見た目こそ今までの部屋と変わらなかったが、むわり、とした鉄錆のような匂いが広がった。

[メイン] KP : 律動する床、壁、天井。遠くから、音が響いているように感じる。
管が無数に這い、びくり、びくりと蠢いているようだ。

[メイン] KP : 管の赤の間から、床だろうか、薄いピンク色のような何かが見える。構造は、前の部屋と同様であった。

[メイン] KP : 右手と正面にドアがあること、左手に何か黒い影のようなものがいること、そして部屋の中央に何かが落ちていることだった。

[メイン] 闇バクラ : 影に話しかけるぞ

[メイン] KP : 影は、様子が違うように。
顔を伏せたままだった。

[メイン] KP : だが、影はぼそりと呟いた。

[メイン] KP : 「最後の部屋には入ってはいけない」

[メイン] KP : 影が先ほどのように消えることはなかった。

[メイン] 闇バクラ : 「テメーは消えないのか?」

[メイン] 闇バクラ : 「………まあいいいたっていなくたって変わらねーだろうからな」
そう言って中央のに近づく

[メイン] KP : それは「きおく」だ。

[メイン] 闇バクラ : 「きおく…コイツを触れば少なくともここに連れて来られた時の事を思い出せるか…?」

[メイン] 闇バクラ : 触るか

[メイン] KP : では、「きおく」に貴方は手を伸ばした。

[メイン] KP : それは、眩い光とともに、貴方の思考にノイズを撒いた。

[メイン] KP :  

[メイン] KP : それは失われていた記憶の一部だろうか。

[メイン] KP : 貴方は自宅の机の前にいる。
視界は、ゆっくりとのけぞるように天井の方に移っていく。

[メイン] KP : そして、そのまま、勢いよく、貴方は机に頭を打ち付けた。

[メイン] KP : チカチカと光る視界。

[メイン] KP : 再度視界は天井の方に移り、再度そのまま机に頭を叩きつける。

[メイン] KP : 勢いよく赤い鮮血がまき散らされる。

[メイン] KP : 視界は天井に。机に叩きつけられる頭。

[メイン] KP : 狂ったように、血の海と化した机に頭を叩きつけ続ける。

[メイン] KP : びちゃり、ぐちゃり、ぬちゃりとした音が耳に残る。
血の味、匂いが充満する。

[メイン] KP : 幾度目かののちに、貴方はゆっくりと床に倒れ、意識を失っていった。

[メイン] KP :  

[メイン] KP : 【正気度ロール:1D6/1D10】

[メイン] 闇バクラ : CCB<=32 (1D100<=32) > 22 > 成功

[メイン] 闇バクラ : 1D6 (1D6) > 2

[メイン] system : [ 闇バクラ ] SAN : 32 → 30

[メイン] KP : そしてその記憶とともに、貴方は自分自身の顔を思い出した。

[メイン] KP : あぁ、そうだ。私は、こういう顔だった。

[メイン] KP : 記憶の旅から戻った貴方は、思わず自分の顔の形を手でなぞる。
目、鼻、耳、口。

[メイン] KP : それは記憶と同じように、確かにそこに存在するということを、指先を通して貴方に伝えていた。

[メイン] KP : あなたは【触覚】と【記憶】を取り戻した。

[メイン] 闇バクラ : 「……………ああ、思い出したぜ色々と」

[メイン] KP : ではあなたは、部屋内に異変が起きていることに気づくだろう。

[メイン] KP : 先ほどまでにいた、影はそこに存在しなかった。

[メイン] KP : そこにいたのは黒い影ではなく。

[メイン] 光バクラ : 貴方自身だった。

[メイン] 光バクラ : ”あなた”はにこりと笑いかけ。

[メイン] KP : そう言うと、びくん、と一度痙攣した。

[メイン] KP : その瞬間、頭がぱっくりと割れた。右手がずるりと滑り落ちる。

[メイン] KP : べしゃ、という音とともに、床に落ちる右腕。左腕も同様に、まるで腐り落ちるように身体から取れる。

[メイン] KP : ぐじゅぐじゅという音が足から聞こえる。両足が自重に耐えられないように、ぐちゃりと潰れた。

[メイン] KP : 残った胴体と頭。その頭も、頭頂部から溶けるように失われていく。それは顔を溶かし、首を溶かし、胴体を溶かし、自分だったものは無くなった。

[メイン] KP : 最後に残っていたのは、一枚のメモだけだった。

[メイン] KP : 【足元の氷は割れた/正しい世界/一歩踏み出した先】
真実は薄氷の裏側、透明なナイフは存在する、神経を素手で握りつぶし、心臓は警笛を鳴らすが、頭に響くのは何か声のような音で、視線は頭の後ろ、上、左右、見ている。人の存在は塵芥に過ぎず、神は神でなく、その上に浮かぶ宇宙の果てにある。彼らは太陽を塗りつぶして正しい姿になる。汚泥のような姿、伸び、うねり、近づき、緩やかに締め落ち、どこまでも落下し、深淵の中から覗き込む視線は粘りこく無頓着でその手は心臓に纏わりつき、鼓動を愉しむかのように手遊び、所詮玩具でしかない我々は唯その行いを受けるしかないのだ。指は5本しかない。感覚も5つしかない。より深く昏く底のない深淵、そこにある真実は眼を背けたくなる。瞼は閉めることを忘れ、唯一本の映画のように眼窩に映す。それは6本目の指だ。6本目の指は人が人であるためには不要なものなのだ。両の掌を重ねる必要はない。完全な掌を両の手に持ったモノは人間ではなくなるのだ。その先を見る必要はない。
しらなければよかった。

[メイン] KP : さらに、狂気に満ちた貴方には、そのメモが表す内容が感覚で理解できた。

[メイン] KP : この世界には、理解の範疇の外にあるものが存在する。
その冒涜的な神々は、私達人間を見ている。分かってしまったら終わりだ。
相手を認識することは、相手からも認識されることだ。
彼らにとって我々は塵芥の一つに過ぎない存在だ。外宇宙の神にとって、我々はどうでもいい遊び道具程度でしかない。
抗うことなどできない。人間の5感のさらに先、第6感とも呼ばれるそれを目覚めさせたら、その神々が認識できてしまう。
第6感を目覚めさせたが最後、彼らから目をつけられる。知らなければ良かった。
知らなければ彼らに目を付けられることもないのに。
知らなければよかった。

[メイン] 闇バクラ : 「………?」
もう一人の自分が残したメモが読めたことに違和感を感じて今までのを読み返してみるぞ

[メイン] KP : では

[メイン] KP : 【散弾銃について】
狂った私にとって、救いは死ぬことだけだった。
記憶が曖昧になっている。過去の記憶に穴がある。その穴も日々大きくなっていくようだ。
このままだと近い将来自我を保っていることはないだろう。薬を飲んでも効いている感覚が全くない。
もはや自我で行動できる時間も殆ど残っていない。
後天的に塗りつぶされた場合、本当の私というのはどこにいるのだろうか。
もし後天的な私が本当の私だとしたら、今の私の意識はなんなんだろうか。消えるのが正しいのだろうか。それが正しいのだとしても、本当にそれが幸せなのだろうか。
もう私には分からない。
このまま続くくらいなら、私は死を選ぶ。

[メイン] KP : 【透明なナイフの件】
もはや生きていることそのものが恐怖だった。
昨日の自分との連続性が取れない。普通の人にはこの感覚はあるのだろうか。
おそらく自分だけなのだろう。ならば、これを受け入れて生きていくことが正しいのだろうか。
───生きることは戦うことだ。安易に自分自身の存在を諦めてしまっていいのだろうか。
戦う方法すら分からない。戦う方法を考えた方が良かったのかもしれない。
死ぬことを考えている自分が間違いだったのかもしれない。
自死を肯定することは、今確かに存在している自分自身に対しての裏切り行為だ。

[メイン] KP : 【神様について】
化け物が頭の中にいるのが分かる。
気まぐれに私の行動を操る化け物が。
見つめていたら正気でいられないような、そんな化け物が。
この世界にあってはならないところに、彼らはいる。住んでいる世界がそもそも違うのだ。
その世界のことを考え、究明することは自らの死期を早めることにしかならない。
この世界に確かに存在している自分という存在を信じて、この自我こそが自分だと信じて。
化け物が作る私など不要なのだ。

この頭の中に棲む化け物が、私を見ている。

[メイン] KP : 【じこ】
私は、徐々に化け物に浸食されているようだ。記憶がない日がある。
しかし、確かにその日は私はいたようだ。複数の人間がそれを証言している。
一体私は何なのだろうか。
この思考をしている自分が、確かに本物の自分だと言い切れるのだろうか。
記憶が失われている期間は、週に1回だったのが週に2回に、週に2回だったのが週に3回に、どんどん自分の意識を保てる時間が短くなっている。
いずれこの主従は逆転するだろう。
ならば、この意識があるうちに、頭の中の化け物を殺さなくてはならない。
どこからか虫の羽音のような音が聞こえる。どうにかして、頭の中の化け物を取り出さないといけない。
私の自我が残るうちに。この頭蓋に囚われた化け物め。
頭蓋をあらん限りの力をもって机に打ち付ける。
鮮血と共にゆっくりと倒れる自分が分かった。
羽音は止んだ。終わった。終わったのだ。終わった。
四肢に力が入らない。これで終わった。
黒くフェードアウトする意識の隅で、頭の中で何かが動く音が聞こえた。

[メイン] 闇バクラ : 決闘者で直感的になんかありそうな所を当てるぞ

[メイン] KP : どうぞ

[メイン] 闇バクラ : CCB<=80 (1D100<=80) > 11 > スペシャル

[メイン] KP : では、あなたが取り戻した決闘者としての直感が囁く。

[メイン] KP : 忠告した最後の部屋とは、直前で忠告した目の前の部屋のことでは無いか?

[メイン] KP : もしそうだとするならば、あなたが行ける場所は残り1つ、EIXTの部屋しかないだろう、ということに気づく。

[メイン] 闇バクラ : 「……どうやらこの部屋しかねえな…」
その部屋に進むぞ

[メイン] KP : では、あなたはEXITの部屋に入る。

[メイン] KP : 部屋に入ると、そこは行き止まりになっていた。

[メイン] KP : あるのは部屋の中央に寝袋が一つ、そして正面の壁に何かが書かれているようだった。

[メイン] KP : 目を凝らしてその文字を読む。

[メイン] KP : そこにはナイフで彫ったような歪な文字で、次のように書かれていた。

[メイン] KP : 「私は一人で十分だ」

[メイン] 闇バクラ : 「一人で十分、ね…」
寝袋を目星するぞ

[メイン] KP : 判定は不必要。

[メイン] KP : ジジ、という音を立てて寝袋が開こうとする。

[メイン] KP : その中にいたのは、貴方だった。

[メイン] KP : まるで能面のように表情を変えず、瞬き一つせず、じっと横たわる貴方自身だった。

[メイン] KP : 寝袋の貴方はゆっくりと口を開いた。

[メイン] あなた : 「あなたはどこにいますか?」

[メイン] あなた : 「あなたは誰ですか?」

[メイン] あなた : 「あなたはあなたですか?」

[メイン] KP : それだけ言うと、再度口を閉じた。

[メイン] KP : そして人形のように一切動かず、寝袋にいる貴方自身はじっと虚空を見つめていた。

[メイン] 闇バクラ : 「よくできた人形…ってわけでも無さそうだな」

[メイン] 闇バクラ : 「黙ってちゃ何も分からねえじゃねえか……アイツならともかく俺様の顔でクソみてえな事喋りやがって…」

[メイン] 闇バクラ : 「ムカツクんだ…よッ!」
頭突きするぞ

[メイン] KP : では、あなたはナイフも銃も使わず。
あなただけの力で、それに勢いよく頭を叩きつける。

[メイン] KP : すると────あなたの視界は、ブラックアウトする。

[メイン] KP : …………………

[メイン] KP : …………

[メイン] KP : ……

[メイン] KP : ──どのくらいの時間が経ったのだろうか、貴方は目を覚ました。

[メイン] KP : 辺りを見渡してみる。

[メイン] KP : 白いカーテンに仕切られた部屋、清潔感のある床と天井、そして独特の固いベッド……どうやらここは病院のようだ。

[メイン] KP : 貴方が目を覚ましたことに気付いたのだろうか、貴方の方を見た看護師が、貴方に話しかけてきた。

[メイン] KP : 話を聞くと、どうやら貴方は錯乱状況になっていたようで、頭を自分の机に殴打し、病院に運ばれてきたようだ。

[メイン] KP : 前後の状況については記憶が混濁していて覚えていない。しかし、いずれにしても無事に日常に帰ってきたことは間違いなさそうだ。

[メイン] KP : 錯乱状況になった原因など、それにまつわることを思い出そうとすると、激しい頭痛がして思い出すことは出来ない。

[メイン] KP : 何か大切なことを忘れているような気がする。
しかし、きっとそれは思い出す必要のないことなのだろう。

[メイン] KP : 或いは、自分の中で自身が思い出さない方がいい記憶だと判断したのかもしれない。
楽観的かもしれないが、貴方にはどうもそのように思えるのだった。

[メイン] KP : 今日もあなたは、日常へと戻るだろう。

[メイン] KP :  

[メイン] KP :  

[メイン] KP :  

[メイン] KP : 「いおん」
エンドA

[メイン] KP : あなたは、怪物を殺すために一度失敗した。
しかし二度目は、同じ頭突きにより確実に殺しきったのだ。

[メイン] KP : シナリオクリア。

[メイン] KP :  

[メイン] KP :  

[メイン] KP :